ゴールデンウイークの最終日、渋谷のハブバー「Sleeping Beauty~眠れる森の美女~」が摘発されたそうです。すでにサイトは見られなくなっているようですが、ここですね。ホテル街にあります。
最近、摘発されるハプバーといえば上野というイメージだったので、渋谷がやられたのはちょっと驚きでした。
兵長はここは行ったことがないのですが、ハプバー自体は(別の駅で)訪れたことがあったし、いつかこの眠れる森の美女も行ってみたいと思っていただけにショックでもあります。
ハプバーに興味がある人は多いでしょうが、どんなシステムなのか、いくらかかるのか。そもそもなぜ逮捕されるのでしょうか。ハプバー熟練者ではありませんが、一応経験者の兵長がまとめてみました。
ハプバーのシステム
ハプバーは通称というか呼び名であって、自ら「ハプニングバー」と名乗っているところはないと思います。たいてい「コンセプトバー」「シークレットバー」みたいな形をとっています。
会員制で、身分証明書が2つ以上必要。会員になるには、男性は入会金が数千円とられます。女性は無料です。
入会金は初回だけ、2回目以降は男性は入場料がとられます。たいてい昼の部と夜の部で分かれていて、昼が少し休めで数千円。夜は1万円を超えるでしょうか。昼から夜にずっといると、別々の合算よりは割り引かれるようです。ちなみに女性は入場料無料です。
カップルでいくと、男性が単独で行くよりは安くなります。
ハプバー側としては、女性来場者を増やしたいので、女性を連れてきてくれた男性の入場料は安くしてくれるわけです。
なお飲み物はフリードリンクで、高いお酒などは別途という感じでしょうか。
ちなみにこれは兵長がいつか行ってみようと思っている新宿のCOLORS BARさんの料金システムです。

なお身分証は毎回求められるものと思っておいたほうがいいでしょう。会員証と身分証は必須です。
どうやってハプるか
店内に入ると、バースペースに行く前にロッカーに荷物を預けます。
スマホなどはバースペースに持ち込めません。
バースペースでは着衣でも、はだけていても問題ないことが多いようです。ただ全裸でうろちょろするのは厳しいでしょう。基本的には「バー」なので。
ハプバーでセックスすることを「ハプる」といいますが、ハプるスペースはバーによってつくりが異なります。オープンに近いようなスペースのこともあれば、完全といえるような個室のところもあります。フロアが分かれているところもあるし、バースペースのすぐ横ということもあるようです。
兵長が行ったことがあるバーは完全個室ではなく、カーテンなどで区切られるようなかたちでした。
一人で来ている女子(単女)に話しかけたり、カップルに話しかけて仲良くなって、場合によっては男性に許可を得たりしてハプります。
ハプるスペースに移るときの作法はバーによって異なるし、カップルなら男性(というか主従の主のほう)次第だったりもします。複数プレイOKで乱入してきて欲しいという女子やカップルもいれば、基本乱入はNGということもあります。
ハプバーの賢い&お得な使い方
サイトやSNSを確認。曜日を選ぶ&来店予告は必須
まずハプバーは曜日や日にちによっていろいろイベントをやっていて、入会金無料とか割引といったキャンペーンを頻繁にやっています。
またサイトには掲示板があって、来店(訪問)予告をすると割引になったりします。
というのも、初めて行く人は「誰もいなかったらどうしよう」という不安があるので、来店予告者が多いと安心して「自分も行ってみよう」と思えるからでしょう。
ハプバーをダシにつかう
ハプバーに行ってみたい(けど一人だと怖い)という女性は結構います。そういう人を誘っていくのも賢い手です。単男でいくより入場料が安くなりますし、ほかに来ているカップルとスワップという選択肢が生まれるからです。
兵長が先日行ったハプバーに、時々来ているという単女さんがいましたが、彼女が初めてハプバーに来たきっかけは、知り合いから誘われたというもので、ハプバーとは知らなかったそうです(笑)。
「それってひどいのでは?」と思われるかもしれませんが、ハプバーは絶対にハプらなければいけないところではなく、タダ酒を飲みに来ている女性も少なくありません。
なので「別に無理にエッチする必要ないから、アブノーマルな世界をのぞいてみよう」と誘うのはアリでしょう。
または、SNSやナンネ掲示板などで一緒に行く子を見つけるという手もあります。
都内のハプバースポットにある主なハプバー(独断取捨選択)
渋谷は若い?
今回摘発された眠れる森の美女は渋谷にあります。ここは歴史もあり、施設も大きいことで知られます。ただ噂で「客層が若い」と聞いていたので、兵長はまだ行ったことがありませんでした。
他にも、Silent Moonなどがあります。
歌舞伎町のある新宿もホット
新宿は上でちょっと触れたCOLORS BARのほかにも、コミュニケーションスペースBliss-out、カップル喫茶のオリーブ21などたくさんあります。
上野や浅草は年齢層高め?
上野はよく摘発されてるイメージが強いのと、年齢層高めと聞きますが、真偽のほどは定かではありません。ちょっと前にTinderで知り合ったアラフォー女子が以下のバーのうちの一つに入り浸ってるらしく、「渋谷は若いから行かない。上野は若すぎないから(気後れしないから)いい」と言ってたので、少なくともそのハコはそうなのでしょう。
錦糸町は慣れた人が多いイメージ
これは兵長の勝手なイメージですが、錦糸町は渋谷とか新宿とか上野とかに昔行ってたという慣れた人が多いイメージです。
ハプバーではないのですが番外編として……
なぜ眠れる森の美女は摘発されたのか
今回渋谷のハプバーが摘発されたわけですが、関係者が逮捕された容疑は、公然わいせつと、公然わいせつほう助の疑いです。
公然わいせつとは、刑法174条でこう定められている罪ですが、
公然とわいせつな行為をした者は,六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
公然、というのは不特定多数(または特定多数)の人が認識できる状態ということです。「認識できる状態」というのが肝で、実際に多数の人がいなくても公然わいせつの状態は成立します。
わいせつな行為とは、セックスだけでなく性器の露出なども含まれます。ストリップで陰部を見せる行為や、公園でのアオカン、電車内での陰部露出なども公然わいせつと見なされる可能性はあります。
公然わいせつほう助の「ほう助」とは「幇助」とも書き、要は「助けた」ということ。ハプバーでいえば、公然わいせつ行為の場所をつくった運営者側にかけられた容疑です。
「パンツは履いとけ」は本当か
今回、客側で逮捕されたのは、ガサ入れで踏み込まれたときに性行為中だった男女だったそうです。
ハプバー利用者はこの手のニュースを聞くたびに、「いま踏み込まれたらどうしよう」と思うもの。セックス中に踏み込まれたらもうどうしようもないですが、セックスもしていないのに逮捕されてはたまりません。
そこでよく聞かれるのが、基本的には「パンツは履いとけ」(陰部は隠しておけ)ということです。これは、陰部を露出する行為が公然わいせつとみなされることがあるでしょう。セックスに至る瞬間は仕方ないですが、それ以外のところではわいせつ物は陳列しないほうがいいという考えでしょう。
ただ、これは本当なのか(パンツを履いているかどうかが逮捕なり検挙の対象になるかどうか)は確認が取れていません。今後ちょっと調べてみたいと思います。