
おじさん大好き週刊SPA!(扶桑社)で「中年SEX」の壁という特集があり、40-60歳の男性を対象に行ったSEXに関する調査のうち、興味深いと思った点を紹介したいと思います。
企画では、今回40-60代の300人と、20年前の25-35歳200人の結果を比べ、どんな変化があったのかを分析しています。取り組みは面白いのですが、とはいえサンプルが300と200なので、統計的に有意なのかは分かりません。ネタ半分で楽しみましょう。
月あたりのセックス回数は20年前は7回だったが……今はどうなった?
まず中年男性のプロファイルはこうなっています。
経験人数 29.7人
現在のSEXパートナー 1.1人
SEX頻度 2.1回/月
これが20年前(20-35歳男性)は
20年前のアンケート(20-35歳)
経験人数 18.5人
現在のSEXパートナー 1.7人
SEX頻度 7回/月
となっています。
やはり回数が半分以下になっていますね……。
クンニの時間だけでなくフェラも時間も短くなっている
調査ではキス・ハグからから射精までの時間を数値化していて(以下、カッコ内は前回調査)、
前戯 23.4分(20.7分)
挿入 15.6分(16.9分)
トータル 39分(37.6分)
となっています。つまり前戯が長くなったが挿入時間が短くなって、トータルでは少し射精までに時間がかかるようになったっということです。
なお前戯の時間は長くなっていますが、クンニもフェラも短くなっています。クンニは8.4分から1.4分に減少。フェラは8.1分から4.9分と激減しています。このあたり興味深いと思います。
フェラの時間が短くなったのは、年を取って勃ちも悪くなって、長いことフェラされるとイっちゃうので、ある程度やってもらったら挿入したい、ということかなと思いました。
実際、挿入時間も短くなっているのですが、それにしてもクンニの時間も短くなっているというのはちょっと驚きです。
記事の中で49歳の人の声として、前戯に時間をかけると萎えるのでチャチャッと済ませるようになった、というものが紹介されていますが、実際には前戯の時間は長くなっていますからね……。
フェラの時間もクンニの時間も短くなったが、前戯全体では長くなったということは、キスやハグ、ペッティングなどの時間が長くなったということでしょう。
経験したことがあるプレイの変化
調査ではまた、いろいろなプレイについてやったことがあるかどうか聞いていて、顔射などは20.5%から35.5%と15ポイントも増えていますし、アナルも13から25%と倍増しています。複数プレイも6.5から11.5%と2倍弱に増えています。
意外だったのは野外プレイが47.5%から34%に大きく減っていることでしょう。
グッズについては、ローションが24.5%から51.5%になり、2人に1人は使ったことがあるという結果。バイブやピンクローターはいずれも23.5%から40%台にまで増えています。逆に減ったのは高速ぐで、19%から14.5%に微減しています。
オーソドックスな射精先は、半分が膣内と答えているのは意外でした。ちょうど50%で最多です。20年前は最も多かったのはコンドームで65%でした。
ちなみに現在の順位は
現在
膣内 50%
コンドーム 47.5%
腹上 37.5%
口内 18.5%
顔 9%
ティッシュ 1.5%
となっていますが、
これに対し20年前は
20年前
コンドーム 65%
腹上 18.5%
膣内 10%
口内 3%
顔 0.5%
直腸内 0.5%
となっています。ちょ、直腸……アナル中出しってことですよね。意外に20年前すごいなって思ってしまいそうですが、大半はコンドームで、あとは誤差といえるかもしれません。
若いうちはゴム内だったけど、おじさんになって無理に「絶対避妊しなきゃ」とならなくなったのか、それともピルが広がってきたことが原因なのか。。。
ナマはそんなにしない兵長(そして外だしでもちょっと怖い)としては、挿入時は基本、つけるので、今の結果にも驚きでした。
ゴールドフィンガー・加藤鷹さんも登場
記事ではこのほかに、質問で「ED治療薬は降圧剤を飲んでいても大丈夫か」「妻が濡れにくく、中イキしづらくなった」「40代で中折れする……」といったものが寄せられ、これに対し医師らが答えるページや、ゴールドフィンガーを持つレジェンド・加藤鷹さんと精神科医・和田秀樹さんの対談などもあります。
内容的に仕方ないかもしれませんが、できればもっと「個」の話があるとよかったなと思います。セックス強者のベッド内ルーティーンとか、月のスケジュールとか。外で遊んでるおじさんの話、妻しか抱かないおじさんの話……取材は大変そうですが、面白い話がたくさん出てきそうです。