本ページにはプロモーションが含まれていることがあります。

アダルト動画

Q&A形式でおさえる「AV新法の何が問題か」誰が喜ぶの?こんな法律


ミントC!Jメール

AV新法が可決、成立、施行されたことがニュースになっています。そもそも成人年齢が引き下げられることから、十代の望まぬ(しっかりした判断ができない)AV女優が量産されてしまうという懸念から始まっていた議論だったと思いますが、なぜか十代もクソもなく、業界全体が困るような、誰得なモノになってしまったようなので、ここでQ&A形式でまとめておきたいと思います。

AV新法って要は何?

AVどの新法とは、AV出演被害防止・救済法のことで、(10代に限らず)どの年齢、性別でも、映像を公表した日から1年間は無条件で契約を解除し、販売や配信の停止もできるようになるというものです(施行後2年間に限り、2年間は無条件解除)。

新ルールのポイントはどこ?

契約は作品ごとに交わす必要がある。
撮影の具体的な内容を書面で交付する。
意に反する性行為は拒絶できる。
契約から撮影まで1ヵ月おくこと。
すべての撮影終了から4ヵ月間は公表できない。
作品公表後1年は無条件で解除できる。

エロストック, マッサージ
エロストック

守らなかったらどうなる?

罰則は、契約解除を妨害するための不実告知や威迫、困惑行為をすると3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。

なぜこの法律ができた(と建前上解釈されているか)?

これは兵長の私見ですが、数年前に起きたAVへの出演強要問題が、法律を作った人たちの頭の中にあったとみられます。要はAV出演者を「被害者」と見ているわけです。

出演契約を強要されるということ以外に、貧困で仕方なく出演する人が多く、たとえ本人がその気になって出演しても、実際に撮影、販売された後に親バレ、友バレなどして心身の健康を崩したり、私生活に大きな悪影響を受けたりするケースがあるというのが、推進派の考えていることのようです。

議論のきっかけは?

2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことです。

民法では未成年が親の同意を得ずに結んだ契約を後から取り消せる「未成年者取消権」があります。成年年齢が引き下げされたため、18歳と19歳のティーンも「成年」(成人)になり、AV出演が可能になりました。いえ、以前もできたのですが、その契約を後から「やっぱりナシで」ということができたわけですが、いよいよできなくなりました。

そこで、18歳、19歳のAV出演者が増えることを懸念した女性支援団体が声を上げたわけです。ヒステリックな声を伴うロビー活動に、AV業界のことを知らない国会議員たちが騒ぎ立て、選挙前ということもあって一気に話が進んだようです。

いつできた?

6月15日に参院本会議で法案が可決、成立。23日から施行されています。法律が可決後こんなに早く施行されるのは通常ありえないと思います。

実際に効果はあるのか?

ないと思います。そもそも業界は「適正AV」という枠組みをつくって、これを守っていて、18歳、19歳の(旧法でいう)未成年のAV女優は基本的にはいません。

適正AVとは?

AV人権倫理機構が認めた事務所に所属している女優が出た商業用AVのこと。

2016年にAV出演強要問題が起きたこともあって、業界は自主的ににらまれないように取り組んでいます。そこでできた枠組みです。中立公正を旨とする第三者機関「AV人権倫理機構」(2017年設立)を軸に、メーカーやプロダクションなどが、出演強要をしないこと、きちんと契約書を交わし、しつこいほどの年齢確認をすることなどを徹底させています。メーカーの90%、AV女優の95%がこの「適正AV」の範疇にあるとされます。

エロストック,脱衣,赤面
エロストック

18歳、19歳の女優なんて後で契約が取り消されるかもしれないし、保護者からどういうクレームが入るか分からないので、ほとんどのまともなメーカーは18歳、19歳の女優なんて採用していないといわれています。

え、でも若い子が出てるビデオがあるのでは?

それは同人AVではないでしょうか。

同人AVとは?

適正AVではない作品のことで、個人やサークルなどによって撮られているインディーズ作品。出演している女優は、基本的にはAV人権倫理機構が認定する事務所に所属していないフリー。

AV新法の何が問題か?

もともと未成年を意図しないAV出演から遠ざけるための活動だったのに、いつの間にか解釈が拡大され、撮影してから4ヵ月は公表できないとか、無条件で解除できるといった、商慣行を無視した一方的な押し付けをしてしまっていること。

すでにまともなAVメーカーは、無理やり出演を強要するようなリスクの高いことはしていないし、取り消しを要求された場合、発売から5年たっていれば無条件で応じているそう(5年未満の作品については話し合いのうえ、現状、申し立ての8割以上に応じていると報じられています)。

メーカーは大企業ではないし、監督などクリエーターはフリーも多く、女優も一部のトップを除いて余裕があるわけではないのに、撮影してから発売まで(つまりお金が入るまで)に無意味なタイムラグを設けても誰も喜ばない。

現場のことを知らない人たちが立法したことで、喜んでいるのはこれまた現場のことを知らない、「親切心」で動いているヒステリックな第三者だけという、残念な結果になっていると言えそうです。

  • この記事を書いた人

兵長

おっぱい好きのアラフォーサラリーマン。Tinder、ナンネユーザー。好きなタイプは石原希望ちゃん、Aマッソの加納ちゃん。JK・JDから主婦・既婚者まで。舐め好き。好きな言葉は「Gカップ」。

-アダルト動画
-,