『隣のJKに脅されて入り浸られてます(泣』や『夏期補習総集編1〜6+』、『【50%OFF】 元ギャルママが急にできた件。』などで知られるのサークル・ひとのふんどしこと、ゆきよし真水先生の新作『私が先に好きだったのに整体。』が発売されていたので読んでみました。
これは百合なの?
作品紹介にはこうあって
整体院なんて紹介しなければよかった──
私が先に好きだった清楚ギャル先輩が中年整体師にNTRれるお話です。
主人公?というか私(女性)が職場(教習所)の先輩を好きで、足が痛いのを知って知り合いの整体師を紹介したら、結局やられちゃうという話です。
ただ作家の先生もこうつぶやいていて、若干とらえどころがなかったです。

https://twitter.com/hitonohundoshi/status/1688521963332067328
整体に行っていきなりやられちゃうわけでもないので、作品紹介を読まずに、百合と聞いて読み始めたら、後半で性行為に及んだ時に、「えーーーっ」って思うかもしれません。
大きなウソはいい。重要なのは小さなウソ
表紙絵からも分かる通り、NTRれちゃう女性はきれいで、いいカラダしてるんですが、大きな抵抗もなく整体院で抱かれてしまいます。
そこまでにマッサージでカラダができあがっているとはいえ、現実にはありえなさすぎて、
「さすがにそれはないだろう」
と思ってしまいます。
たしかに、そんなツッコミをしたら、
「エロマンガなんて全部そうじゃないか」
と返されそうですが、なんというか、重要なのはウソの大きさかなと思います。
大きなウソはいいんですよね。小さいウソがダメ。
たとえば、アイアンマンとかスパイダーマンとかを観て、
「そんなのおらんやろ」
と言ってしまったら終わりですよね。
でもそういう大きなウソをつくために、小さなウソでリアリティを持たせるわけですよね。アイアンマンがどうやって動くかというとアークリアクターというものがあって……と。
エロマンガとかAVも同じじゃないかなと思います。
たとえば本作では、こんな美女が中年のおっさん整体師の指を受け入れる瞬間にリアリティが欲しかったなと思います。
なぜ受け入れたのか。NTRれた後の展開も「おお、いきなりそこまで行くか」という感じでした。
ただ、つまらないわけではありませんでした。ツッコミながらも、エロかったし「どうなるんだろう」と思いながら、楽しく読めました。



過去作もいくつか半額に
兵長的には、過去作のほうが好みですね……